04028-150510 ビブラムファイブフィンガーズを履く効用にあと2つ気づいた〈写真はGR〉
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ソールが薄くて5本指のシューズ、「ビブラムファイブフィンガーズ」。 2009年の夏からヨット用に履き始め、2012年の8月以来、スーツでもカジュアルでも100%毎日履いています(スキー以外)。その効用は多岐にわたっており、気付いたことはshiologyにも書いてきました。 https://www.flickr.com/photos/shio/17361156398 https://c1.staticflickr.com/9/8688/17361156398_0173a09884_z.jpg
足をくじかなくなった
普通の靴を履いて歩いていると、グリンと足をひねってしまうことがあります。捻挫グセが付いているような感じ。ところが考えてみると、ビブラムファイブフィンガーズを履いて以来、一度も足をひねっていません。その原因として思い当たることは2つ。
ひとつは、筋肉。ビブラムファイブフィンガーズを履いて歩いたり走ったりすると、明らかに足首から先の筋肉を使います。だからこそ、1歩1歩その筋肉が収縮を繰り返すことによってポンピングされ、血行が促進されて、上記のような多くの健康上の効用を実感しています。そのようにして筋肉を使っていることにより、足の筋肉が強化され、その結果、足首に筋肉のサポーターあるいはコルセットを巻いているのと同様の効果を生じて、足首をくじかなくなったのだろうと推測します。
もうひとつは薄いソール。普通の靴はソールに高さがありますから、足の位置が地面から離れます。重心が高くなれば、それだけ不安定になり、捻りやすくなります。一方ビブラムファイブフィンガーズのソールは5〜9mm程度。薄いので、足の裏の位置が地面に近い。重心が低い。そして足の裏全体でベタッと接地します。それが足をひねりにくくしている要因なのではないかと考えています。
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靴を脱いで裸足でいるとき、タンスの角などに足の小指をぶつけなくなった
連休中、珍しくテレビを見ていたら、家の中で裸足で歩いているときにタンスの角などに足の小指をぶつける原因を話していました。それによると、普段靴や靴下を履いているとき、足の指はキュッと縮こまった状態になっており、一日中、その状態で生活していると、たとえ靴や靴下を脱いだ後でも脳は縮こまったときの位置に足の指があると認識したままになっている。しかし実際には靴と靴下を脱いだときには小指は解放されて広がっており、脳の認識よりも外側に指が位置する。タンスの脇を通るとき、脳は指をぶつけない位置に足を通した(置いた)つもりでも実際にはそれより外側に小指があるため、タンスの角にぶつかってしまう、ということらしい。
それを聞いて振り返ってみると、確かにビブラムファイブフィンガーズを履くようになって以来、小指をぶつけていません。なるほど。ビブラムファイブフィンガーズを履くことによって一日中、親指から小指まで自然と開いた状態にあるため、裸足になったときでも、実際の足指の位置と脳の認識とが一致しているから小指をぶつけることがないのだろう、と合点がいきました。
やはり、身体を圧迫して不自然な状態で生活することには見えない悪影響もあるのでしょう。ビブラムファイブフィンガーズにしても褌にしても、身体を圧迫しないことの快適を日々、感じております。
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